先週末のCDA養成講座 第38回名古屋ABクラス
「ワリカン世代」でめちゃめちゃ、盛り上がりました。
ことの始まりは、Aクラスのランチタイム
お弁当を食べながら、ある女性がおっしゃるには…
「私たちの世代、男性がおごってくれないんです」
1:1でも、デートでも割り勘。
だから、ワリカン世代と呼ばれているのだとか。
話題提供をしてくれた女性は、20代後半です。
「え~!」
と、老(?)若男女が騒然!
「男が女性に払わせるのは、恥」
「おごってもらいたいわけではないけど、そんな男性はちょっと…」
「女性だけではなく、年下には払わせない」
年長のメンバーからは、男性がおごるものという意見が続出。
そして、彼女が言うには
「だから、ワリカン世代の女性の間で、40代の男性がもててるんです!」
なるほど。やっぱり、おごってもらいたいよね(笑)
おごられる理由を合理的っぽく述べるとしたら…
女性の平均賃金は男性より低いということ(採用時は同じですが…)
男性のほうがよく食べ、よく飲む(最近はそうでもないらしいですが…)
何より、おごってもらうってことは、女性として認めてもらえてる感じ。
だから、女性はやっぱり、おごられたいのですよ、男性たち!
そして、翌日のBクラスのランチタイム。
「ワリカン世代」そうな男女に、お尋ねしてみました。
「あなたたちの世代って、ワリカン世代なの?」
20代後半の女性がまず答えてくれました。
「ワリカン世代って言葉は知りませんが、割り勘です」
「え~!」
と、またしても騒然!
Aクラス同様、年長の男女が口ぐちに
男性がおごるものでしょ、と口角泡を飛ばすいきおいです。
きわめつけは、スタッフさんからの質問。
「初デートでも?」
ワリカン世代の男女が
「初デートでも、です」ときっぱり。
「そんな男性、すぐにお断り!」
というのは、もちろん、私たち世代の女性です。
ワリカン世代の当事者のお考えを尋ねてみましたら
「おごったり、おごられたりすると、男女平等じゃなくなりますよね」
彼らは、1985年男女雇用機会均等法が施行された年の生まれとか。
私は、その3年前に就職活動をして、秘書として採用され、お茶くみもしました。
そのせいか、お支払いだけは男女平等じゃなくていい(笑)、と思っちゃいます。
という冗談はさておき、いろいろ、お尋ねした結果…
男性側は、おごったら、相手を対等と認めていないことになり、失礼。
女性側も、おごられたら、男女平等なのに、失礼。
だから、おごらないと失礼、おごられないと失礼と思える時には
おごったり、おごられたりするのだそうです。
ということで、男女雇用機会均等法の影響もさることながら
それぞれが、「失礼」と考えているところに
ワリカン世代のメンタリティというか、デリカシーというか
繊細な気配りが見えるようで、はっとしました。
確かに、おごるってことは、ある意味では上から目線。
私もタクシーに乗った時に、感じのよい年配の運転手さんだと
目上の方に失礼な気がして、チップをあげられません。
(本当は、どちらが喜ばれるのかしら?)
若い人たちが、繊細に気配りしあって
距離をはかりながら、交流しているなんて、ステキ!
ついでながら、アラフォーの男性によると、同世代の女子
バブル期に就職した、いわゆる「注文の多いオンナたち」世代でしょうか
お財布を出す真似すらしない女性もいて、感じが悪い
次回のコンパは声をかけない…のだとか。
カウンセリングの場には、いろいろ世代の人たちが訪れ
カウンセラーは、自分と異なる世代の人のお話しも聴かせていただきます。
自分世代の習慣や価値観にてらすのではなく
クライエントさん世代の習慣や価値観をふまえて
お話をうかがうのがカウンセラー…と、分かっていても
世代が異なると、気配りも異なる…。
割り勘…と聞いたとたんに、「とんでもない!」と
条件反射のように思ってしまう、お茶くみ世代の私…。
異世代のお話、こんな繊細なメンタリティまで見立てながら
聴けるのかしら…って、心配にもなった私でした。
世代感格差、悪くないな・・・って、思えたひとときでもありました
ワリカン世代の皆さま、情報提供、ありがとうございました!